佐倉歯科口腔クリニック|むし歯・歯周病|さいたま市大宮区

誤解と間違いがあふれる歯科治療の現実からあなたの歯を守りたい。歯科治療の真実を知ってもらうことが佐倉歯科口腔クリニックの願いです。

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【院長コラム】 No.3 歯と口腔の医療は誰がするのでしょう①

 佐倉歯科口腔クリニックはは2007年から日本歯科医療水準評価機構の認定歯科医療機関として認定を受けています。
 日本歯科医療水準評価機構では、患者さんが間違った歯科医院の選び方をしないために、「あなたは『歯科医療』を間違って理解していませんか」というリーフレットを作って患者さんに配布しています。
 私の診療所にも置いてあるのですが、診療所に来院できない方のために院長コラムで2回に分けて全文を紹介します。
 
どうして歯の治療を受けても歯を失ってしまうのでしょう?
 
 人は年齢の増加とともに次第に歯を失っていきます。 しかし、「歯の寿命が尽きて」あるいは「歯の老化によって」歯が抜かれることはありません。
 どんなに高齢の人でも、極めて特殊な場合を除いて、歯が抜かれる原因は「むし歯」か「歯周病」、つまり「歯の病気」なのです。 ですから、歯の病気を治せば歯は抜かれないはずで、すべての人が生涯自分の歯で食べ物を食べられるはずです。
 しかし、歯が悪くなったら必ず歯科医院で治療を受けている人でも、年齢とともに「むし歯」や「歯周病」が原因で歯を失っていきます。つまり、どんなに歯の治療を受けても、「むし歯」や「歯周病」は治らないということです。
 その理由は、一般的に「歯の治療」と思われているものは、実は「歯の治療」ではないからなのです。
 
 歯の治療とデンティストリー
 
 世間で「歯の治療」とか「歯科医療」と思われているものは、実は「治療」でも「医療」でもなくて、「医療」とは性格が異なる「デンティストリー」と呼ばれる仕事です。
 そして、「歯科医師」と呼ばれている人たちの圧倒的大多数は「医師」ではなくて、「デンティストリー」という仕事をしている「デンティスト」という職種の人々です。 大学歯学部というところは、医師ではなくて「デンティスト」の教育をしているところなのです。
デンティストリーというのは、病気になっている歯を抜いて「入れ歯」を入れたり、病気になって崩れてしまった歯を修理したり、あるいは歯並びを直したりする仕事で、歯の病気を治す仕事ではありません。
 いわゆる「歯の治療」をいくら受けても歯の病気が治らないのは、そのためです。
2022年01月13日 10:36