佐倉歯科口腔クリニック|むし歯・歯周病|さいたま市大宮区

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【院長コラム】 No.6 新庄剛志氏の歯

プロ野球の春季キャンプも後半に入り、オープン戦も23日から始まります。
試合の主役は選手ですが、今シーズンのプロ野球で選手以上に注目されているのが、北海道日本ハムファイターズの監督新庄剛志氏です。
新庄氏の発言や行動には賛否両論ありますが、プロ野球ファンだけでなく多くの人が関心を持っているのはないでしょうか。
新庄氏といえばあの歯の色と形皆さん気になりませんか。
新庄氏は1年半ほど前にあるテレビ番組で次のような発言をしています。
「23歳で歯を全部変えた。当時は日本では一般的ではなかったため、スウェーデンから取り寄せて2000万円以上かかった。自分の歯をつららのようにとがらせて、差し込むのがセラミック。2200万円かな。」
また、新庄氏は「TOTOの便器の色にしてくれてって言った。便所系が好きで、体のラインも公衆便所の形になりたかった。(それで)下半身を鍛えなくなった」とも発言しています。
あの白い色は何とも不自然でおかしいと私は思うのですが、新庄氏が便器のような色にして欲しいと言ったと分かりびっくりしました。
歯を削ってかぶせたのはむし歯などではなく、色を変えたかったというのが理由のようです。
今の歯科界では、何でもない歯を削ってセラミックのような素材でかぶせることを審美歯科などと称して、宣伝している歯科医院がたくさんあるようです。芸能人の中には新庄氏のように便器のような歯を入れている人も少なくありません。
しかし、審美歯科というのは美容外科と同じで病気の治療ではないのです。
それを治療と称して高額の費用を取り、歯にとって害があることをするのは、私は賛成できません。
高額の費用を払い美容外科に行く人もいますから、自分の体をどう考えるかは人それぞれです。
ただはっきりと言えることは、医療行為ではない審美歯科などというものを、さも最先端の医療であるかのごとく、宣伝するのはやめてもらいたいと思います。
つららのようにとがらせてしまうほど削られた新庄氏の歯は将来どうなってしまうのでしょうか。
口の中の医療を行っている者としては、とても心配しています。
 
2022年02月23日 15:04